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インクレチン関連薬

日本人の糖尿病の多くを占める2型糖尿病は遺伝的体質と食べ過ぎ・運動不足といった環境要因が組み合わさって発症します。
血糖値はすい臓のβ細胞というところから分泌されるインスリンというホルモンが働くことにより下がります。
日本人は遺伝的にこのインスリンの分泌が少ないことが知られています。
そこで以前より糖尿病治療薬はスルホニル尿素剤(SU剤)とよばれるインスリン分泌を増やすくすりが多く使われてきました。一方最近、食事をすると腸から分泌されるインクレチンと総称されるホルモンが、SU剤とは違う作用で、すい臓のβ細胞からのインスリンの分泌を増やすはたらきがあることがわかってきました。
しかし、代表的なであるインクレチンであるGLP-1は、生体内ではDPP 4(ディーピーピーフォー)という酵素によってすぐに分解されてしまい、十分効果を発揮できません。そこでインクレチン関連薬とよばれる次の2種類の薬が開発されました。

GLP-1受容体作動薬:インスリン注射と同じような方法で打つ注射薬

①遺伝子工学的方法でつくったDPP 4に分解されにくい構造にかえたGLP-1様物質
商品名ビクトーザなど


②毒トカゲのだ液から発見されたくすり
商品名バイエッタなど

DPP-4阻害薬 GLP-1を分解するDPP-4を阻害する飲み薬

商品名ジャヌビアグラクティブネシーナエクアなど

インクレチン関連薬の特徴は、飲み薬と注射薬では多少異なりますが
  1. 1日1回(または2回)でよい
  2. 低血糖をおこしにくい:血糖値が高いときのみインスリン分泌を促進する
  3. すい臓のβ細胞を保護する
  4. 血糖を上げるグルカゴンという物質の働きを抑える
などの特徴があげられます。

SGLT2阻害薬

スーグラなど
腎臓から尿へブドウ糖をだす、つまり体外へ糖を "捨てる" 薬です。
この薬は専門医が慎重に使った方がよいとされています。

これらの薬の血糖を下げる作用は、単独でもありますが、今まである薬と併用することにより相乗効果が期待できます。また、SU剤などの他の薬が効かなくなったときでも効果がある場合もあります。
糖尿病の治療薬は日進月歩です。
しかし、'夢の新薬'とはいきません。治療の基本はあくまで適切な食事と十分な運動であることを忘れないでください。

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