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糖尿病性腎症は透析治療の原因第1位

新しく人工透析を始める患者さんがどんな病気で透析を必要としたかを調べたところ、1998年、糖尿病の合併症のひとつである糖尿病性腎症が 慢性糸球体腎炎をぬいて、ついに一位となりました。
糖尿病性腎症は「万病のもと」とされる糖尿病がおこす、網膜症や神経障害と並ぶ三大合併症のひとつです。
腎臓は、体の中の毒素や老廃物を尿として体外へ排泄し、体液(水分)や電解質(塩分)のバランスを保つ重要な臓器です。 血糖値が高い状態が続くと、腎臓の糸球体という細小血管が集まって血液から尿をこし出すところを中心に病変が起こり、腎機能が低下します。
この状態が糖尿病性腎症です。

(糖尿病性腎症) 診断は尿中のアルブミン検査

糖尿病性腎症には血液中のアルブミンというタンパク質が尿中に少しもれてしまう時期があり(微量アルブミン尿)、 この段階を早期腎症といいます。さらに血糖値が高いままでいたり、血圧が高かったりすると数年後に顕性腎症といって尿タンパクが増加して ネフローゼ症候群の状態になり、体がむくんだりします。
さらに進行するとついには腎不全となって人工透析が必要になります。
Aさんは50歳代の女性で、10年前より糖尿病の診断を 受けていましたが血糖値は高いままでした。
このままでは糖尿病の合併症が心配と、専門病院に入院して 精密検査を受けました。
尿検査で、すでにタンパク尿がみられ、腎臓に細い針を刺して 組織を採取する腎生検検査で糖尿病性腎症がはっきりしていました。
Aさんは「透析になっては大変」と食事療法をまもり、インスリン注射の治療を受け、血糖値は安定しました。
そして血圧を下げる薬をきちんと飲みました。その結果、腎症は改善傾向となりました。
糖尿病性腎症の治療には血糖値と血圧を安定させることが 重要なことがわかっていただけたと思います。

糖尿病と診断されたら

糖尿病と診断されたら、通常の検尿では発見できない尿中の微量のアルブミン測定を定期的に受け、手遅れになる前に腎症を発見して適切な治療を受ける必要があります。

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